各種メッキ(ハードクロムメッキ、無電解ニッケルめっき等)、アルマイト(白、黒、カラー、メタルコート)等の他、窒化処理、テフロン・PEEKコーティング、DLCコーティング等承っております。目的、用途に応じてご提案可能です。
各種表面処理
当社で対応可能な表面処理についてご紹介します。
各種アルマイト
アルマイト(陽極酸化処理)は、耐食性・耐摩耗性・摺動性・絶縁性に優れるため、半導体部品をはじめ自動車部品、光学部品、医療機器や家庭用製品等幅広く活用されています。
当社では、白・黒・カラーの他、通常の硬質アルマイトより硬い特殊なアルマイト(ウルトラハードやメタルコート)も用途に応じてご提案可能です。
電解ニッケルめっき
電解Niめっきは、耐食性・耐摩耗性に優れるため、自動車部品や航空機部品、電子機器部品等幅広く活用されています。
また、光沢もあるため装飾品や雑貨にも用いられます。
無電解ニッケルめっき
無電解Niめっきは、耐食性・密着性・耐熱性に優れ硬度も向上し、複雑な形状に対してもほぼ均一の膜厚でめっきを行うことが可能なため、寸法精度を要求されている製品に活用されます。
また、PTFE等の複合メッキとすることで耐摩耗性・摺動性・撥水性・剥離性等の向上も可能です。
実用例
スズめっき
スズめっきは、電気伝導性・はんだ付け性・摺動性に優れているため電子機器部品やエンジン部品(ピストン)に活用されています。
また、見た目も光沢に優れることから食品用器具や缶詰容器にも活用されています。
クロムめっき
クロムめっきは、耐食性・対候性・反射性・耐摩耗性・潤滑性に優れ硬度も向上するため、自動車部品や航空機、油圧部品等の工業用に活用されています。
クロムめっきには大きく分けてハードクロムメッキと装飾クロムメッキがあります。クロムめっきは、一般的にはアルミ合金には不向きですが、下地に無電解NIを介して処理が可能です。
実用例
テフロンコーティング(フッ素樹脂コーティング)
テフロンコーティングは、非粘着性・耐薬品性・撥水撥油性・耐熱耐寒性・低摩擦性(すべり特性)・電気特性に優れているため、工業的用途から食品用機器まで幅広く活用されています。
塗装
塗装は、使用する塗料により効果が変わります。
機能性塗料では、防水、防臭、防汚、防虫、防音、超撥水、抗菌、断熱、遮熱、静電気防止、耐久性などの効果を持つ様々な種類があります。
また粉体塗装では、耐衝撃性、耐腐食性、耐塩分性の効果があります。
実用例
金めっき
金めっきは電気伝導性・はんだ付け性・耐食性に優れ、熱・湿度・酸素・ほとんどの化学反応に対して非常に安定であることが特徴です。
そのため上記の特性を活かし、装飾用から工業的用途まで幅広く利用されています。
当社では最大20μm程度の厚膜も可能です。
実用例
黒染め
黒染め処理は、耐食性があり製品自体に浸透するため寸法精度が要求されている製品や、黒色にしたい製品に行われる処理です。
銀めっき
銀めっきは、電気伝導性・熱伝導性も非常に優れているため航空機、電子機器部品など工業用にも活用されています。
また、抗菌性・光反射性もあるため装飾用にも利用されています。
リン酸塩被膜処理(パーカー処理)
リン酸塩被膜処理(パーカー処理)は、耐食性・耐摩耗性・密着性に優れるため機械部品、油圧部品、自動車部品に活用されています。
また、素材自身の反応で皮膜を形成するため寸法精度を要求されている製品にも適しています。
DLCコーティング(ダイヤモンドライクカーボン)
DLCコーティングは、耐腐食性・耐摩耗性・低摩擦性に優れているため、工業用部品に活用されています。
また、高強度・高硬度であるため金型等にも活用されています。
当社ではWPC処理も可能です。
亜鉛めっき
亜鉛めっきは、耐食性があり複雑な形状に対してもほぼ均一の膜厚でめっきを行うことが可能です。また、鉄素地との密着性も良好なため過度な衝撃や摩擦以外に剥離することはありません。
二硫化モリブデン
二硫化モリブデンは、摺動性・耐久性・部品同士の初期なじみ性の向上や摩擦熱の減少・焼き付き防止・部品同士の接触による異音防止に効果があります。
自動車部品をはじめ、半導体製造装置や真空装置、各種高温装置に活用されています。
製品に合わせて、コーティングとショットをご提案いたします。
ショットブラスト
ショットブラストは、金属などの表面のサビや汚れを落としたり、摩擦抵抗の低減、表面を均一化したり、塗装やコーティングなどの密着性を向上させるための下地処理に活用されます。
バレル研磨
バレル研磨は、研磨・バリ取り・R付け・スケール取り・平滑仕上げ・鏡面仕上げ等を目的に製造工程の最終工程として、電子機器や医療機器、自動車部品等に幅広く活用されています。
窒化処理
窒化処理は、耐腐食性・耐摩耗性・耐疲労性・耐熱性・摺動性が向上します。
製品自体が硬化するため、硬度が向上し金型等に活用されています。